セレニア®錠
急性嘔吐の抑制・予防、乗り物酔いによる嘔吐予防に優れた効果を発揮
特長
- 作用機序
有効成分であるマロピタントは、嘔吐中枢および化学受容器引金帯(CTZ)に分布するニューロキニン1(NK1)受容体とサブスタンスPの結合を阻害することにより、さまざまな刺激が原因の嘔吐に対して広範囲に制吐作用を示します。 - 速効性・持続性に優れ、高い有効性
薬剤は速やかに吸収され、投与後1時間、1日1回の投与で高い有効性が確認されています。嘔吐の原因治療をしている場合、食欲がない場合にも投薬の負担が少なくてすみます。 - 優れた安全性
最大で常用量の5倍投与による試験によって安全性が確認されています。生後16週からの犬(体重2kg以上)に対して投与が可能です。
成分・分量
【有効成分】
- マロピタントクエン酸塩一水和物
【含量】
- セレニアR錠16:錠剤1錠(100mg)中
23.175mg (マロピタントとして16.000mg) - セレニアR錠24:錠剤1錠(150mg)中
34.762mg
(マロピタントとして24.000mg) - セレニアR錠60:錠剤1錠(375mg)中
86.906mg
(マロピタントとして60.000mg)
効能・効果
嘔吐の抑制及び予防(乗り物酔いによる嘔吐を除く)、乗り物酔いによる嘔吐の予防
用法・用量
【急性嘔吐の抑制及び予防】
体重1kg当たりマロピタントとして2mgを1日1回、最大5日間まで経口投与する。
予防を目的とする場合は、0時間前までに投与する。
なお体重別には次の投与量による。
【乗り物酔いによる嘔吐の予防】
乗り物による移動の1時間前までに、体重1kg当たりマロピタントとして8mgを1日1回、最大2日間まで経口投与する。
なお、体重別には次の投与量による。
包装
- セレニア錠16:4錠(アルミブリスター包装)
- セレニア錠24:4錠(アルミブリスター包装)
- セレニア錠60:4錠(アルミブリスター包装)
- セレニア錠160:4錠(アルミブリスター包装)
ここからは要指示医薬品を含む動物用医薬品に関する情報を提供しています。
獣医療関係者を対象に、日本国内で動物用医薬品を適正に使用いただくため、日本の承認に基づき作成されています。
獣医療行為に携わっている方を対象にしており、一般の方、日本国外の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。
※要指示薬は獣医師等の処方箋・指示により使用してください。
獣医師・獣医療関係者 一般の方