製品概要

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製品名
サイトポイント® 10, 20, 30, 40
有効成分
ロキベトマブ (Lokivetmab)
効能又は効果
犬:アトピー性皮膚炎に伴う症状の緩和、アレルギー性皮膚炎に伴う掻痒の緩和
貯蔵方法
密閉容器、2~8℃、遮光
用法及び用量
ロキベトマブとして体重1kgあたり1mgを基準量として、1ヵ月に1回、皮下投与する。
体重1.5kg以上3kg未満の犬に対しては、10mgバイアルから体重1kg当たり0.1mLを正確に測り取り、0.1mL単位で投与する。
体重3kgから80kgの犬に対しては次の投与早見表による。1回の投与にバイアルの全量を投与する。40.1kg以上の犬に対して、あるいは投与早見表に示すバイアルが利用できない場合は、体重に応じて1回の投与に複数のバイアルを組み合わせて使用する。その場合は、必要なバイアルの全量を一本のシリンジに吸引して(2mL)投与する。
投与早見表
投与早見表

犬アトピー性皮膚炎における痒みサイクルとIL-31

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  • バリア機能が不完全な皮膚を介して、アレルゲンが侵入します。
  • アレルゲンへの暴露は、T 細胞の活性化を誘発し、IL-31やIL-2, 4, 6, 13などの掻痒や炎症を引き起こすサイトカイン類を放出します。
  • IL-31は、JAK-STAT経路を介して末梢神経を活性化させ、脳への痒みシグナルの伝達が起こります。
  • 脳に伝達された痒みシグナルは犬の掻破行動を誘発し、掻く・擦る・舐めるといった行動により皮膚が障害を受けます。これに炎症性サイトカインに誘発された炎症が組み合わさり、表皮バリア機能がさらに破壊されます。
  • 表皮バリア機能が低下するとさらにアレルゲンが侵入しやすい状態となり、痒みサイクルが進行・持続します。

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  • サイトカインは他の細胞上の受容体に結合することでシグナルを伝えるタンパク質です。
  • 掻痒誘発性サイトカインであるIL-31は、活性化されたTリンパ球(Th2細胞)から分泌されます。
  • アレルギー性皮膚疾患と関連がある種々のサイトカイン類も活性化Tリンパ球から分泌されます。
  • サイトポイント®は、痒みの主要なメディエーターであるIL-31のみを標的として特異的にその作用を阻害します。それにより、痒みサイクルを持続的に断ち切ります。
  • 痒みの早期の緩和と持続的な管理は、犬アトピー性皮膚炎の治療戦略上、極めて重要です。