01はじめに
持続型抗菌剤のメリット
抗菌剤治療により呼吸器症状が改善しても、肺組織はダメージからすぐには回復しません。そのため、再感染のリスクが高く、肺炎が再発するケースがあります。持続型抗菌剤はこの期間をカバーし、1回投与で治療を完了し、さらに再発を軽減します。
02PTIの実践
持続型抗菌剤の新しい活用方法
- Post Treatment Interval (PTI):治療後の経過観察期間
▶︎持続型抗菌剤投与後、有効濃度が維持されている間は経過観察期間とする。
▶︎その期間、基本的には症状が確認されても様子見とし、追加治療は実施しない。
- 米国では以下のポイントを考慮し、PTIの理論を実践しています。
▶︎回復に向かっている牛を追いかけ、保定し、繰り返し治療すること自体が大きなストレス。
不必要な治療になっているのでは?適切な回復期間を設けることが必要