01投与前のポイント
- 1.投与時の牛の健康状態
- 異常が認められる牛への投与は避けてください。
- 2.投与時期
- 輸送直前や導入直後における投与はなるべく避けてください。
- 3.溶解時
- よく振ってください。
- 溶解用液にはエンドトキシン吸着剤として水酸化アルミニウムゲルが添加されています。
- 4.溶解後
- 人肌に温めてください。
02投与時のポイント
マンヘミア ヘモリチカの治療のポイント
- 5.注射部位
- 皮下に注射してください。
皮下注射部位は上図のとおり、肩甲骨の前方頚部(オレンジ部分)において、皮膚を引っ張り注射する方法を推奨いたします。頚椎近縁は避けてください。
(出典:Beef Quality Assurance National Manual: 58, 2019)
03投与後のポイント
- 6.投与後、1時間程度、牛を観察してください
- ショックの発生頻度は非常に低いものですが、すべてのワクチン製剤において発生の可能性があります。特に、生後2ヵ月齢以下の若齢牛に注射する場合は注意深く観察してください。 ショックが疑われる場合は、速やかに獣医師に診療を依頼下さい。
- 7.免疫応答中(投与後2週間程度)にステロイド製剤等の投与はなるべく避けてください。
- 8.ワクチンの十分な効果は投与後少なくとも2週間経過後から得られます。
- 9.ウイルスワクチンの使用も必要です。
- 牛呼吸器病症候群(BRDC)はウイルスによる先行感染があることが一般的であり、また、ウイルスとの複合感染により、より重篤な臨床徴候を示すことが認められています。したがって、ウイルスワクチンの使用は必要です。
- 10. 溶解後
- 余った場合、廃棄してください。
詳細について添付文書をご参照の上、ご使用ください。