9年におよぶ追跡調査による実証
【調査方法】
米国の5つの大規模農場において、2011年生まれのホルスタイン種のメス子牛2,185頭を対象とし、2011年から2019年まで調査しました。対象子牛をDWP$により評価し、遺伝的能力の高い順に上位から下位まで25%(約546頭)ごとに4グループに分け、各グループのDWP$評価値と生涯の生産成績を追跡しました。
Fessenden, B. et al.:J. Dairy Sci. 103(11):10414, 2020
さらに、上位25%グループの牛は、下位グループの牛に比べて
へい死、子宮炎、乳房炎、跛行などの発生率も低い結果となりました。
適切な飼養管理下において、DWP$にもとづき子牛を
選抜することにより、牛群全体の遺伝的能力は向上し、
農場の収益性を効率よく高めることが期待できます。
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